amazon物販ビジネスを行うにあたって絶対に欠かせないのがリサーチ。
売り上げを伸ばせるか否かは、当たり前ですが取り扱う商品が”売れるか、売れないか”によります。
売れる商品を見つけるためにamazonのパワーセラー達が使っているツール「セラースプライト」と「アマテラス」。両者の使い方と性能を比較し、まとめました。
せどり、中国輸入OEMに欠かせないamazonライバルセラー商品を分析できるツール
どちらもamazon販売する方にとっては必須のツールですが、具体的に何ができるのかというと、ライバル商品を丸ごと分析することができます。
例を挙げると
【セラースプライト】
- 販売価格
- BSR(商品のリスティングに載せている大カテゴリーでのベストセラーランキングの順位)
- レビュー数(商品レビュー数、増加数、セラーレビュー数)
- Q&A数
- 販売数
- キーワード
【アマテラス】
- 販売価格
- 出品者数
- レビュー数
- 販売数
- 大カテゴリのランキング
ツールを使用するとamazon販売ページ上では決して知り得ないライバル商品の全てがわかります。
特にセラースプライトはライバル商品がとっているキーワードを隅々見れるので、アマゾンSEO対策だけでなく、amazon広告をまわす方にとっても必須ツールと言えます。
また、ライバル商品の分析だけでなく、売れる市場(=ニッチ市場)を見つけるリサーチにも役立ちます。
セラースプライトのリサーチ機能
セラースプライトを使って出来ることをまとめます。
大きく分けて、「キーワード」「商品」「モニタリング」の3機能に分けられます。
キーワードマイニング
関連キーワードをリサーチすることができる機能。特定のキーワードを入力すると、そのキーワードの関連キーワードや複合キーワードを表示してくれる。
キーワードマイニングを利用して、関連キーワードをリサーチ→ニッチ市場を見つけることができる。
キーワードリサーチ
ユーザーの検索数や検索結果数、予想月間販売件数などの条件を絞り込んで、ニッチ市場を見つけるためのツール。
転換率や新たに出現したニッチ市場まで探すことができる。
キーワード逆引きリサーチ
ライバル商品のASINを入力することで、その商品が検索されるキーワードを洗い出すことができる。
ライバル商品が検索されるキーワードを把握することで、自分の商品のキーワード戦略、スポンサープロダクト広告のキーワード選定の精度を上げることができる。
キーワード順位チェッカー
一括で30個のキーワードの即時順位をチェックすることができる。また、キーワード検索順位と商品ページ最適化効果、広告効果を測定することが可能。
モニタリングに追加することで、毎日の継続的な動向を追跡することができる。
ライバル商品リサーチ
ライバル商品の販売数などの情報を予測。
ライバル商品の過去2年間の販売数のデータを収集・ライバル商品の週間販売数及び月間販売数を調べることができる。
市場リサーチ
興味のある市場を細かくリサーチできる。サブカテゴリーの市場規模を調べることで、参入余地があるかチェックする。
商品リサーチ
競争が低くて、需要度が高い商品を見つけるために、様々な条件から絞り込める。
セラーの資金力によって出品は異なる、というのが物販の常識なので、それぞれのセラーの資金状況に似合う商品をリサーチできる。
商品モニタリング
ライバルのASIN情報をストックしておける。BSRの変動や、現在の販売価格、過去の商品モニタリング履歴が見れる。
キーワードモニタリング
ライバルのモニタリングしたいキーワードを入力すると、現在のランキングが確認できる。
店舗新商品モニタリング
ライバルの新商品の動向を把握できる。
競争力がある店舗は、その商品はすべてじっくり考えた上で選択・販売しているので、超人気商品になる可能性が高い。
→超人気商品になった後フォローするより、まだ未熟の段階からフォローすれば、市場を先取りすることができる。
【セラースプライト機能のまとめ】検索精度が高い。
現在アマゾンに出品されている全ての商品の売れているキーワードはもちろん、商品の持つポテンシャルをほぼほぼ正確な値で計測してくれる大変優れたツールです。
特に、新機能である店舗新商品モニタリングに登録すると、狙ったライバルが満を辞して選択した商品をそのまま真似できるので・・・丸裸にできます。
逆に自分が見られたら、と思うとゾッとしますが。
世界規模ツールであるセラースプライトに対し、アマテラスは国内で作られたツールであり、利用者数も圧倒的にセラースプライトの方が多いです。
キーワードリサーチや市場調査には欠かせません。
アマテラスのリサーチ機能
アマテラスはキーワードや市場調査が出来るだけでなく、アマゾンと同期して販売管理できたり、スーパーURLが発行できたり、相乗り通知・低評価通知などのその他機能が充実しています。
キーワードリサーチのしやすさや精度はセラースプライトに敵いませんが、アマテラスは日本で作られたツールだけあって、痒い所に手が届く、というか細かな視点までチェックできる機能が多いです。
TOP100キーワード検索/条件指定検索
対象カテゴリーの売れ筋トップ100商品を検索できる。
また、キーワードやASINで商品を絞り込んで検索することも可能。
検索前に、検索結果件数を先読みすることができる。この件数が3000件以上だと多いので、もっと条件を絞り込んで検索する、という目安になる。
データストック
モニタリングしたいASINをウォッチリストに追加して、ライバル商品の動向をチェックできる。
ウォッチリストに入れておくだけでなく、新規カタログ販売向け、有在庫候補、無在庫候補、仕入れ済み、イーウーマート仕入れ代行など細かく分類してストックしておける。(もちろん分類変更も簡単にできる。)
そしてなんといっても使いやすいのが「中国検索」が同一ページ上で行えること。
各種画像検索はもちろん、グーグル翻訳してキーワード検索も出来るので、一からアリババやタオバオで商品を探す手間が省けます。
競合セラー追跡
国内ライバルセラーの出品商品を追跡できる。
アマゾンのカテゴリー別に分けて表示・分析が可能。また、メモ機能もあるので、気になったことを書き込んでいける。
ASIN詳細分析
登録商品の販売個数やランキング情報、頻出ワード情報がみれる。
キーワード検索順位追跡
ライバルASINの指定キーワードの順位追跡ができる。
キーワードは手入力設定だが、サジェストで検索ボリューム順に出力してくれるので設定しやすいメリットあり。
スーパーURL
指定したキーワードのアマゾン検索順位アップが期待できるURLを作れる。
各種通知機能
自分に不利になる低評価機能の通知をしてくれる機能。
低評価、相乗り、商品のカスタマーレレビューの星3以下になったら通知してくれる上位表示低評価通知、セラー新着商品通知を設定できる。
派生キーワード網羅
指定キーワードを元にアマゾンで検索実績のある複合キーワードを網羅してくれる。
ひらがな、カタカナ、数字、英語、漢字すべて出してくれるので、穴場キーワードがみつかりやすい。
【アマテラス機能のまとめ】
リサーチ機能はもちろんのこと、その他「あったらいいな」と思う機能が搭載されたツール。
セラースプライトに慣れている方だと、使いにくいと感じるかもしれませんが、特に初心者の方には様々な方面からバックアップしてくれるので使いやすいのではと思います。
スーパーURLを作成できる点、中国仕入先の検索が簡単にできる点、派生キーワードをみつけたり、通知機能があったりと内容がとても充実しています。
sellerspriteとアマテラスの料金比較
両者の利用料金を比較してみます。料金に差異はほぼなく、ベーシックなプランで大体約1万円というところです。
セラースプライト料金体制は4種類
アマテラスの料金体制は3種類
セラースプライトとアマテラス、それぞれの最大のメリットは?
両ツールの機能をご紹介してきました。それぞれのメリットは、
- キーワードを細かく分析し、ニッチ市場をみつけやすいのがセラースプライトの魅力
- スーパーURLを作れて痒い所に手が届く機能が多いのがアマテラスの魅力
リサーチ精度を求めるなら世界規模ツールのセラースプライトを、様々な角度からフォローしてもらいたいならアマテラス、というところでしょうか。
セラースプライトは無料会員があるので、どんな感じなのか試してみるのもありです。(ほとんど使えませんが・・)
アマテラスは7日間無料期間があるので、そこでツールの使い心地を調べるのがいいかと。
ツールを上手く使うことで、リサーチ能力が大幅に向上し、時間を有効に使うことができます。
まずは1日10分でもいいから触ってみること。そしてリサーチ能力をどんどん磨いていってください。